桐島聡は1970年代の連続企業爆破事件に関与したとされる過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバーでした。この組織は「狼」、「大地の牙」、「さそり」の3つのグループに分かれて活動し、桐島聡は「さそり」グループに所属していたとされています。彼は昭和50年4月、東京・銀座にある「韓国産業経済研究所」のビルに爆弾を仕掛け、爆発させた疑いで全国に指名手配され、約半世紀にわたり逃亡していました。
桐島聡と名乗る男性が最近、末期がんで神奈川県の病院に入院し、彼の身柄が確保されました。しかし、彼は29日朝に死亡しました。警視庁はDNA鑑定を行い、この男性が桐島聡本人かどうかを確認する予定です。彼の死により、事件の解明がどこまで進むかが注目されています。
この事件の遺族や関係者は、桐島聡が逮捕され、事件の真相や他の逃亡中のメンバーに関する情報を提供することを望んでいました。しかし、彼の死により、その期待は絶たれた形となっています 。
